アグリストは9月11日、群馬県農業技術センター(群馬・伊勢崎市)が「キュウリ収穫ロボット」をレンタル導入したと発表した。導入期間は2025年7月から2026年3月まで。群馬県での導入は24年に続き2回目となる。
キュウリ収穫ロボットはレール走行式で移動し、カメラでキュウリを認識。AI(人工知能)が収穫適期を判定して自動で収穫する。通信環境を整備することでPCやスマートフォンから収穫パラメーターの調整や通知、遠隔操作も可能。サイズは幅:1110×奥行き:760×高さ:1520mm、収穫量は600本/10時間、移動速度は毎秒3~10m。連続稼働時間は約10時間で、バッテリー駆動方式を採用する。
群馬県農業技術センターは「ロボット収穫に最適化された整枝方法の開発」をテーマに試験計画を進めており、その研究を効果的に進めることを目的にロボットを導入した。また、2024年度に行った約9カ月間の実証事業で明らかになった課題の対応も行い、ロボットの効果的な活用方法を検証する。
アグリストは今後、群馬県農業技術センターとの研究成果を生かし、ロボットの改良を進め、2026年度の量産体系構築する計画。2028年度には全国で100台のロボットレンタル導入を目指す。








