サステナジー、農業ロボット「SYN-ROBOTICS」の公開試験を長野・御代田町で実施

農業ロボット「SYN-ROBOTICS(シンロボ)」
農業ロボット「SYN-ROBOTICS(シンロボ)」

太陽光発電事業のサステナジー(東京・港区)は10月17日、農業ロボット「SYN-ROBOTICS(シンロボ)」の公開試験を、長野県御代田町で10月20日に実施すると発表した。同町での公開試験は2024年に続き2回目となる。

「SYN-ROBOTICS」は、多品種の除草、剪定、播種、収穫などに対応するマルチタスク機能を備える自律稼働型のロボット。本体は四輪駆動で自走し、中央部に設けられたアームで作業を行う。

上部にはセンサーやバッテリーを搭載し、AI(人工知能)による環境認識・制御が可能。除草・マッピングなど複数の作業を自動で行うほか、農地の地形や作物の生育状態に応じて最適な動作を選択できる。

サステナジーでは農業分野で人手不足の解消、作業者の身体的負担軽減、環境保全型農業の推進を目的に開発を進めている。

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御代田町での試験の様子(2024年)

今回の公開試験では、実機走行、除草、農場マッピングのデモンストレーションを行う。三木浩・サステナジー代表取締役をはじめ、共同研究者や開発パートナー企業が登壇し、技術や農業的観点、社会的意義について解説する。

また、御代田町の農業生産法人ベジアーツ、トップリバーが初期モニターで参画し、現場環境の提供やニーズ検証を通じて同ロボットの開発を支援する。