(左から)山下航太・NTTモビリティ社長と永宮直彦・副社長(提供:NTTモビリティ)

NTT、公共交通向け自動運転の新会社「NTTモビリティ」設立 2030年代に1000台運行へ

NTTは12月17日、自動運転サービス導入支援の新会社「NTTモビリティ」を設立したと発表した。路線バスやオンデマンドバス、ロボットタクシーの公共交通に特化し、自動運転の導入・運用コストを抑えたシステムを提供する。2030年代に全国で1000台以上の車両を運行し、数百億円規模の売上高を目指す。

「Roboware(ロボウェア)」のショールーム(東京都大田区)

ガウシー、AMRラインナップを拡充 実機比較のショールーム体験会も開始

Gaussy(ガウシー、東京・港区)は12月17日、倉庫ロボットサービス「Roboware(ロボウェア)」にAMR(自律移動ロボット)のラインアップを拡充したと発表した。物流・製造現場の多様な搬送自動化ニーズに対応する。また、全機種を実機で比較できる常設ショールームでの体験会を開始した。

関西フローズンがマイナス25度の冷凍倉庫に導入したAGV

関西フローズン、マイナス25度の冷凍倉庫の作業効率化と安全性改善でAGV導入

江崎グリコ完全子会社の関西フローズン(京都・八幡市)は12月16日、広島支店(広島市)の新築移転に合わせ、マイナス25度の冷凍倉庫に対応したAGV(無人搬送車)を導入したと発表した。冷凍環境下での重量台車搬送を自動化し、作業効率向上と社員の負荷軽減、安全性向上を図る。

実証で使用する多機能搬送ロボット

FUJI、カインズ次世代型店舗で多機能・複数業務対応の搬送ロボットを実証運用

ロボットメーカーのFUJI(愛知・知立市)は12月15日、ホームセンター大手のカインズ(埼玉・本庄市)が12月11日にオープンした無人案内やスマートフォン決済などを導入した次世代型の店舗「カインズ吉川美南店」(埼玉・吉川市)で、多機能搬送ロボットの24時間無人運転の実証運用を開始したと発表した。1台のロボットが時間帯ごとに複数業務を担うことで、小売店舗の省人化と業務効率化の可能性を検証する。

GMO AIR、ロボットベンチャーVarious Roboticsを買収しグループ化 フィジカルAI事業強化へ

GMO AIR、Various Roboticsを買収しグループ化 フィジカルAI事業強化へ

GMO AI&ロボティクス商事(GMO AIR、東京・渋谷区)は12月15日、先端ロボットソリューションの開発を手掛けるVarious Robotics(ヴァリアス・ロボティクス、東京・新宿区)の全株式を取得しグループ化すると発表した。今後は、社名を「GMO Various Robotics」に変更する。GMOは、同社を取り込むことで、ロボットを自律的に制御する「フィジカルAI(人工知能)」の事業基盤を強化し社会実装を加速する。

エアロセンス、JR東日本などとVTOL型ドローンで鉄道沿線の冬季斜面調査の実証実験

エアロセンス、JR東日本などとVTOL型ドローンで鉄道沿線の冬季斜面調査の実証実験

エアロセンス(東京・北区)は12月15日、JR東日本新潟支社、第一建設工業、東鉄工業と、VTOL(垂直離着陸)型ドローンの有人の監視を不要とする「レベル3.5」による自動飛行機能を活用した鉄道沿線の冬季斜面調査の実証実験を実施したと発表した。VTOL型ドローンのレベル3.5による自動飛行機能を活用した斜面確認はJR東日本では初という。

(左)部屋への宅配物の搬送(中)エレベーターと連携し、ロボットが住人の買い物荷物を部屋まで自律搬送(右)部屋からロビーへの荷物運搬サポート

プリファードロボティクス、自律搬送ロボットでマンション内荷物配送の実証実験

プリファードロボティクス(東京・千代田区)は12月10日、三菱電機ビルソリューションズ(同)、大英産業(北九州市)と、マンション内で自律搬送ロボットがエレベーターと連携し、ロビーと部屋間での荷物搬送を行う実証実験を開始したと発表した。2025年11月から2026年1月まで福岡市内の50戸規模のマンションで実施する。

国分北海道の札幌ロジスティクスセンターで稼働する「ラピュタPA-AMR」

ラピュタ、国分北海道が「ラピュタPA-AMR」を札幌の物流拠点で稼働 グループ2拠点目

ラピュタロボティクスは12月10日、国分北海道(札幌市)が、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を札幌ロジスティクスセンター(同)に導入し、稼働を開始したと発表した。国分グループでは関信越拠点に次ぐ2拠点目の導入となる。