トルビズオン(福岡市)は11月29日、佐賀東部青果(佐賀・白石町)、佐賀県白石町と、佐賀県白石町で特産農産物のアスパラガスをドローンで配送する実証実験を11月22日に実施したと発表した。
実証では、2つのルートでドローンを飛行させた。1つ目は、アスパラガス生産地と集荷場間での農産物配送効率化の実験で、福富多目的運動広場(佐賀・白石町)と周辺農地を飛行ルートに設定し、5kgのアスパラガスを運搬。距離は約900mで、ドローンが約60mの高さを保ちながら、約15分で配送した。ドローンはDJIの「FlyCart30」を使用した。
2つ目のルートは災害用物資配送の実験で、福富多目的運動広場内で、AEDと水を運搬。約100mの配送距離を「FlyCart30」が約60mの高さを保ち、約15分で届けた。
トルビズオンでは「農作物配送実験を成功裏に終えることができた。今回の実験は、佐賀東部青果との協力による初めての試みで、特に高単価なアスパラガスの効率的な集荷と配送を実現する可能性を示した。これによって、生産者が集荷場所に持ち込む労力の軽減につながり、農業の新しい配送モデルを創出する一助となると確信している」(増本衛・代表取締役)としている。