ACSL、陸上自衛隊十条駐屯地の「令和5年度ロジスティクス展」出展

ACSLのブース

ACSL(東京・江戸川区)は10月11日、陸上自衛隊十条駐屯地で開催された「令和5年度ロジスティクス展」(10月3日)に出展したと発表した。

会場では災害時の状況把握や警戒・監視などで活用できる国産ドローン「SOTEN(蒼天)」と災害時の孤立地域への物資輸送などで利用を想定したドローン「PF2-AE Delivery(物流)」や「AirTruck」を展示した。

「SOTEN(蒼天)」は、小型空撮ドローンで初というカメラのワンタッチ切り替え方式を採用し、用途に応じて4種類のカメラを使い分けできる。ブースでは、赤外線カメラと可視カメラの映像を映し出しながら、災害時の捜索などへの活用を紹介した。

一方、「PF2-AE Delivery(物流)」は、LTE通信を利用した映像伝送とテレメトリ伝送で、見通しの悪い場所でも通信が確保できるため、目視外飛行が可能なドローン。SOTENで開発した安全システムも搭載する。ブースでは、災害時での孤立地域に対する支援物資などでの活用を紹介した。

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ブースでは空撮や測量分野での活用に対する質問も多く寄せられた

また、屋外では「SOTEN(蒼天)」と「PF2-AE Delivery」の飛行デモンストレーションも実施。80名以上がドローンが飛行する様子やリアルタイムの映像を確かめた。ASCLでは、会場で物流用途だけではなく、空撮や測量分野での活用に関する質問も出たことから、国産ドローン活用に対する興味や関心の高さを確認できたとしている。