ネクスティエレクトロニクス、水素燃料電池を搭載の水上ゴミ回収ドローン開発

開発した水上ゴミ回収ドローン

豊田通商グループのエレクトロニクス商社、ネクスティエレクトロニクス(東京・港区、)は10月13日、小型空冷式の水素燃料電池を搭載した水上ゴミ回収ドローンを9月に開発したと発表した。

水上のゴミ拾い用ドローンで、1回の水素充填で約4~16時間の稼働を想定する。開発にあたっては、水素燃料電池と、ほかの機器との技術的な動作整合が必要だったが、同社が代理店を務めるスペクトロニックの水素燃料電池を使用することで、リチウムイオンバッテリーを使用する水上ドローンと比較し、航続距離を2倍に伸ばすことに成功したという。

同社では水素燃料電池の活用用途の一環として開発した。今後もAGV(無人搬送車)、ゴルフカート、空中ドローン、ロボット、農機具などの機器への導入を進め、水素燃料電池の活用範囲を拡大するとしている。