アクティオ、新型ドローン使った屋内自律飛行システムの技術検証サービス開始

共同開発した新型ドローン

総合建設機械レンタルのアクティオ(東京・中央区)は10月24日、竹中工務店、センシンロボティクス(東京・品川区)と、コンピューター上に作成した3Dモデルに複数の図面情報を一元化する「BIM」を使ったドローンの屋内自律飛行システム「BIM×Drone(ビム・クロス・ドローン)」の実証試験で、共同開発した新型ドローンを使った有償の技術検証サービスを開始すると発表した。

「BIM×Drone」は、カメラで撮影した映像から自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術「Visual SLAM」を利用した機体の飛行指示に、BIMや3Dモデルから作成したマップをルート設計に活用が可能。BIMデータを変換、3Dマップ表示することで、高さも含めて視覚的にわかりやすいルートを設定する。

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新型ドローンの飛行の様子

新たに導入する共同開発のドローンは、カメラが360度カメラやアクションカメラなど欲しいデータごとで付け替え可能で、手動飛行、自動飛行に対応する。屋内、真っ暗な環境でも飛行と撮影できる。サイズは縦30×横30cm。

3社は、建設中物件の進捗管理、工場内の大型装置点検、物流倉庫の棚卸し、大型商業施設警備などで業務の自動化、省人化の利用を見込む。