ドローンや空飛ぶクルマが安全・安心に運航・離発着をするための突風や乱気流の情報を可視化する3次元風計測装置を開発するメトロウェザー(京都・宇治市)は10月25日、シリーズAエクステンションラウンドで総額1.5億円の資金調達を実施したと発表した。
今回の資金調達は、池田泉州キャピタル(大阪市)、岡三キャピタルパートナーズ(代東京・中央区)、りそなキャピタル(東京・江東区)、京信ソーシャルキャピタル(京都市)が、それぞれで運営する投資事業組合を引受先とする第三者割当増資で実施した。
調達した資金は、「ドップラー・ライダー」と呼ばれる、ドップラー効果によって周波数の変位を観測することで、風況を測定する3次元風計測装置を活用した不審ドローンなどの物体検知での応用を中心とするユースケース拡大に対応するための開発体制強化や、ドローン市場の先行拡大が見込まれる米国で事業展開を加速するための事業開発体制拡充などで使用する。
同社では、今回の金融機関のグループ会社からの資本参画を契機に、地域金融機関との連携を加速。財務基盤の強化を目的とした融資などの金融支援を始め、金融機関の幅広いネットワークを活用した協業推進を行い、事業展開のスピードを上げるとしている。