ACSLは5月30日、同社の国産ドローン「SOTEN(蒼天)」が、点群データ取得事業などのCalTa(東京都港区)が開発したデジタルツインソフト「TRANCITY」との連携を開始すると発表した。
今回の連携で、屋外空間を撮影した「SOTEN」の動画データから、TRANCITYで群処理・3D化が可能となる。CalTaでは、今回の連携を通じて顧客とする鉄道・インフラ業界のニーズに対応する。一方、ACSLは、SOTEN(蒼天)のインフラ点検分野での利活用の幅を広げる
ACSLのSOTEN(蒼天)は、高いセキュリティを実現した小型空撮ドローン。データの漏えいや抜き取り、機体の乗っ取りを防止する機能を備える。また、通信・撮影データは暗号化することで、セキュリティ面でドローン活用を不安に思うユーザーでも安心して活用できるようにした。
TRANCITYは、撮影した動画をアップロードするだけで、三次元データをデジタル地図上に自動生成・可視化し、任意の角度から寸法計測などができる、鉄道・インフラ業界向けソフト。
ドローンの撮影動画やスマートフォンなどで撮影した動画をアップロードするだけで、三次元データを自動生成・可視化できるほか、取得時期の異なる三次元データやBIMデータを重ねて表示し、時期の異なる現場状況の確認や、計画構造物との比較が行える。時系列表示バーを備えており、データ取得時期も容易に管理が可能。撮影動画から切り出した写真の表示、三次元空間内でメモやURL保存ができるため、情報共有や資料にひもづけも行える。