山梨中央銀、グループの投資ファンド通じてエアロネクストに出資

山梨中央銀行は2月9日、関連会社の山梨中銀経営コンサルティングが、産業用ドローン開発のエアロネクストに出資したと発表した。

山梨中銀経営コンサルティングでは今回、山梨中央銀行グループの投資ファンド「山梨中銀SDGsファンド」を通じて、第三者割当増資の引受で投資を行った。投資日は2月9日。エアロネクストの事業が、地域課題を解決し、持続可能な地域づくりに寄与するほか、ドローン関連産業の発展が経済成長に貢献し、SDGs(持続可能な開発目標)の精神に直結すると評価し投資を決めた。

同社では資金面での支援に加え、エアロネクストの成長に向けて、経験豊富な専門家を派遣し、さまざまな経営アドバイスを行う、ハンズオン(専門家派遣)支援も積極的に行っていく考え。

エアロネクストは、調達資金を、物流分野などでの産業用ドローンの研究開発と、同社が手掛けるドローン配送と陸上輸送を融合した物流サービス「SkyHub(スカイハブ)」の高度化や普及促進に充てる。

「山梨中銀SDGsファンド」はファンドは、山梨中央銀行のグループが出資し設立した投資ファンド。ファンドは、地域の将来を担う事業者の育成を図ることで、SDGsを後押しすることを目的としており、投資先への資金供給に加え、山梨中央銀行グループが持つ販路開拓や経営管理などのノウハウを活用したハンズオン支援を行うことで、投資先の成長や経営改善・事業再生などの効率的に後押しする。