ACSL、葛西警察署と大規模災害時の情報提供で協定

(左から)警視庁葛西警察署長、鷲谷・ACSL代表取締役CEO

ACSLは3月7日、警視庁葛西警察署(東京・江戸川区)と大規模災害時の情報提供協定を、2月22日に締結したと発表した。

協定に基づいて、大規模災害の発生時に、ドローンで取得した被害状況などの情報を葛西警察署に提供する。これまで蓄積してきたドローンの「レベル3飛行(無人地帯での補助者なし目視外飛行)」や「レベル4飛行(有人地帯での補助者なし目視外飛行)」での現場支援の経験を活かし、本社がある江戸川区の災害時支援に対し積極的に取り組む。同時に被災地でも安全に活用できる国産ドローンの開発に取り組む。

同社は、東京都からの要請で2019年10月の台風被害字に、孤立状態の集落への緊急物資輸送や、陸上自衛隊東部方面隊との協定に基づき、2021年の熱海市伊豆山で発生した土石流災害の支援を行っている。

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輪島市でドローンを飛行させ被災状況を調査する様子

また、024年1月1日に発生した能登半島地震では、ドローン業界団体の日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の指揮の下で、石川県輪島市の要請を受け、ドローンを使った捜索や被災状況確認、物資輸送などの初期災害時支援活動を実施した。