スカイドライブは11月20日、米プライベートジェット運航会社のSAIフライト(サウスカロライナ州)、チャーター機やビジネスジェット機向け空港の米グリーンビル・ダウンタウン空港(同)と、空飛ぶクルマの事業で提携すると発表した。
3社は、グリーンビル・ダウンタウン空港を起点とした、スカイドライブの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(スカイドライブ)」のユースケースを共同で開発する。提携は、先進エアモビリティ(AAM)産業の発展に強い関心を寄せるサウスカロライナ州政府の支援を受けて実現した。
現在、グリーンビル市経済開発公社とグリーンビル地域開発公社から支援を受けながら、地元住民や観光客の移動手段の向上を目的に、グリーンビル・ダウンタウン空港から、市の中心部やグリーンビル・スパルタンバーグ国際空港などを含む複数のルートを検討している。
ユースケースの航路では、SAIフライトが主要サービスプロバイダーとして運航とメンテナンスを担当する。これに伴い、SAIフライトは、10機の「SKYDRIVE」をプレオーダーした。スカイドライブでは「今後はビジネスモデルの具体化に向け、さらなる検討と準備を進めるとともに、現地パートナーとの協力を深めながら、持続可能で長期的な事業基盤の構築を目指す」(福澤知浩・代表取締役CEO)としている。