センシンロボティクスは12月18日、LiDAR(ライダー)で取得した情報を活用しロボットを自律制御するシステム「ELAS」を使ったロボット技術のR&D(研究開発)支援サービスの提供を開始したと発表した。
「ELAS」は、LiDARやカメラを搭載した自己位置推定や自律制御、対象物の認識が可能なモジュールを活用することで、GNSS(測位衛星システム)環境と非GNSS環境の両方に対応するシステム。
これまで対応が難しかったGNSS信号が届かないトンネル坑内や、GNSS受信状況が安定しない高層ビル周辺でドローンの安全な自律飛行を実現できる。オープンソースのロボットプラットホームを基に開発されており、ドローン以外にも陸上走行車両(UGV)や、ロボットなどへの搭載も可能。
同社では今後、「ELAS」を活用したR&D支援サービスの拡充を進めると共に、システムの機能向上や対象デバイス拡大を図り、さまざまな産業領域でのロボティクス活用で利用を見込む。