ACSLは7月24日、同社の国産小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」が、三井E&Sとゼンリンデータコムが共同開発したフライトプラン生成アプリケーション「ドローンスナップ」と連携したと発表した。
「ドローンスナップ」は、点検前に3D空間上で点検対象の撮影設定と、飛行ルート生成とプレビューを行うことで、高度な設備点検ができるアプリケーション。アプリに点検対象設備の3Dモデルや点群を読み込み、3D空間でドローンの自動飛行ルートを作成する。ドローンに設置するカメラとも連動しており、点検時に必要なアングルで撮影設定ができる。
「SOTEN(蒼天)」は、小型空撮ドローンです。データの漏えいや抜き取り防止、機体の乗っ取りの耐性を実現しており、通信・撮影データを暗号化したことで、セキュリティ面も確保した。また、最大対気速度15m/sの耐風性能、日本で高精度な位置情報の把握ができる「SLAS/SBAS(準天頂衛星システムみちびきのサブメータ級測位補強サービス)」が備える。
ACSLでは、「ドローンスナップ」と連携したことで、設備点検用フライトプランの作成が容易になり、点検時間やコストの大幅削減につながるとしている。