
NTTイードローンは4月21日、ドローン撮影請負サービス「おまかせeドローン」のオプションで、ドローンカメラなどで撮影した画像をAI(人工知能)で解析し、点検業務や防災に活用するサービス「eドローンAI」を開始すると発表した。
初回機能で、橋梁(きょうりょう)を対象とした鋼材のサビとコンクリートのひび割れを検出するる「サビひび検知AI」を提供する。AIがサビとひび割れを同時に自動検出する。NTTアクセスサービスシステム研究所の研究成果を活用し、検出率95%と高い精度を実現した。

新サービスは「おまかせeドローン」のオプションのため、ドローンの機体とパイロット派遣から、撮影した画像の解析まで一連の業務に対応する。また、ドローンで撮影した画像以外で、利用する企業などが用意した画像も解析できる。
NTTイードローンでは今後、サビひび検知AI以外に、コンクリートの漏水、遊離石灰、剥離、鉄筋露出検知、鋼材の腐食深さ推定、港湾設備でのひび割れや段差・ずれ検知、赤外線映像での人検知などのAI機能開発も予定している。