
ドローン操縦士協会(DPA、東京・渋谷区)は5月7日、高度なドローン操縦技能を認定する「ドローン操縦士回転翼エキスパート」を6月1日に創設すると発表した。また、「ドローン操縦士操縦士3級」を「ドローン操縦士操縦士スペシャリスト」、「ドローン操縦士操縦士3級インストラクター」を「ドローン操縦士操縦士インストラクター」に名称を変更する。
「ドローン操縦士回転翼エキスパート」は、「ドローン操縦士操縦士スペシャリスト」の能力があることを前提に、技能習得希望者に対し、DPA会員の全国39のスクールで、実技講習と実技合否判定を受けることで取得できる。実技講習は最大41種の操縦の訓練を実施。41種のうち、37種を必須技能として、30種以上の習得が合格基準になる。38種目から41種目までは任意技能とする。
実技講習は、高度なドローン現場で求められるGPS(全地球測位システム)やビジョンポジショニング、障害物回避機能がオフの状態でも安定して操縦をする能力を取得するため、DPA認定の講習専用機体を活用し「ATTIモード」にて訓練を行う。
DPAでは、国家資格の「二等無人航空機操縦士」取得者で、現場でどのような状況でも自信を持ってドローンを操縦する能力を身に着けたいと考えている人を受講者に想定。「ドローン操縦士操縦士スペシャリスト」「ドローン操縦士回転翼エキスパート」と段階的に技量をアップさせることで、最終的には、国家資格「一等無人航空機操縦士」や「ドローン操縦士操縦士インストラクター」を取得することを後押しするとしている。