NTTイードローン、ブルーイノベーションと販売代理店契約で屋内球体ドローン販売開始

滝澤正宏・NTTイードローン社長(左)、熊田貴之・ブルーイノベーション社長
滝澤正宏・NTTイードローン社長(左)、熊田貴之・ブルーイノベーション社長

NTTグループのドローン事業会社のNTTイードローン(埼玉・朝霞市)は7月23日、屋内点検用球体ドローン「ELIOS 3」の国内総代理店のブルーイノベーション(東京・文京区)と販売パートナー契約を締結し、「ELIOS 3」の販売を開始したと発表した。

両社は提携を通じて、閉所・暗所・水気環境といった過酷な条件下での社会インフラ点検で安全性と効率性を両立する高度なドローンソリューション提供を目指す。ブルーイノベーションは、スイスのドローンメーカーのフライアビリティと連携し、「ELIOS」シリーズの国内展開を推進。プラント、発電所、上下水道など300件以上の導入実績を持つ。

具体的には、NTT東日本グループの全国ネットワークとAI(人工知能)解析技術「eドローンAI」、ブルーイノベーションの統合管理プラットホーム「Blue Earth Platform」を掛け合わせ、点検からデータ解析まで一貫した運用体制を確立する。特に老朽化が進む下水道管路の維持管理で閉所や暗所での安定飛行、画像記録、AIによる損傷検出といった一連の工程をワンストップで提供できるという。

NTTイードローンでは、今回の提携で社会インフラ点検を高度化するドローンの社会実装を加速していくとしている。