AquaAge、既存業務用ドローンにAI機能付加するプラットホーム「AIRPHA」α版リリース

「AIRPHA」α版の画面
「AIRPHA」α版の画面

名大発AI(人工知能)スタートアップのAquaAge(アクアエイジ、名古屋市)は8月18日、既存の業務用ドローンに業務特化型のAI機能を付加し、物体認識や障害物回避、自律飛行などを可能にするドローンAIプラットホーム「AIRPHA(エアファ)」のα版(MVP)をリリースしたと発表した。

「AIRPHA」は、AIを使った物体認識、ミリ単位の障害物回避、VLM(大規模視覚言語モデル)を活用したドローン自律思考機能を統合して提供することでドローンの操作負荷を軽減するサービス。操縦者の負担を低減しながら、人件費削減と業務効率の向上を同時に実現できるという。主にドローンサービス企業を対象に月額課金制モデルで提供する。

同社は、研究開発用途向けにオリジナルドローン「トンボちゃん1号(室外用)」「トンボちゃん2号(室内用)」を独自開発し、ドローン用AI機能の実証を進めてきた。特に「トンボちゃん2号(室内用)」は、LiDAR SLAM技術で、ミリ単位の障害物回避と高精度な自律航行を実現する高性能ドローンで、こうした機種が「AIRPHA」のAI基盤に活用されている。

今後は、「AIRPHA」の高度AI機能をさまざまな業務環境へ応用し、国内外のドローンサービス企業への導入拡大を目指す。