ドローン空路整備事業を手がけるトルビズオン(福岡市)は3月30日、中国ドローンメーカーのDJIの大型物流ドローン「FlyCart(フライカート)100」の販売・導入支援を3月23日に開始したと発表した。ドローン航路整備事業を手掛ける強みを生かし、航路設計、飛行リスクの把握、機体導入、運用設計までを一気通貫で支援する体制を強化する。
「FlyCart 100」は、最大積載量80kgの高出力性能を備え、デュアルバッテリー構成で約65kgの重量物輸送を安定的に行える大型物流ドローン。高精度レーダー、複数のビジョンセンサー、パラシュート、防水・防じん性能を搭載する。動作温度は氷点下20度から40度で、最大風速毎秒12m、最大飛行高度6000mに対応し、149.9kg条件下での最大飛行距離はデュアルバッテリー構成で12km、シングルバッテリー構成で6km。
トルビズオンはこれまで、「FlyCart 30」の取り扱いや重量物搬送の請負サービス、防災訓練での物資・通信機器搬送、林業資材空輸の運用支援などを通じて、物流ドローンの社会実装に向けた現場知見を蓄積してきた。今回の「FlyCart 100」の導入支援は、その知見を大型機運用へ拡張する取り組みと位置付ける。重量物搬送が求められる山間部、離島、災害対応、インフラ保守など、地上搬送に制約がある現場での活用を見込む。
同社は、機体提供に加え、地権者合意の取れた空域をつないだドローンの定期航路「空の道」を整備するサービスも展開する。サービスは飛行ルートのリスクを一元管理し、調整工数の削減と継続運用しやすい空路整備を支援する。今後は自治体、インフラ事業者、建設・林業・農業関係者などを対象に、地域物流、防災、復旧工事、重量物輸送といった用途で導入支援を進める。








