テムザック、宮崎・延岡市でロボット活用した稲作支援研修

研修で操作体験できる雑草抑制・遠隔監視ロボット「雷鳥1号」

テムザック(京都市)は9月28日、宮崎県延岡市が開催する「のべおか里山塾」の一環で、ロボットを活用した稲作支援研修を10月7日に実施すると発表した。

研修は、ドローンを使った播種実演・操作体験や雑草防除ロボット操作体験、遠隔操作による水管理体験を行う。会場は、北浦公民館・北浦町古江圃場(宮崎県延岡市)で、参加費は無料。定員は10名となる。

0928temzack2 - テムザック、宮崎・延岡市でロボット活用した稲作支援研修
遠隔操作による水管理

「のべおか里山塾」は、国の「デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ)」の採択決定を受けて実施する「有害鳥獣が近づかない里山づくり実証事業」の取り組み。

山間地域が抱える課題について、狩猟者の人材育成や農林業の体験を通じて新規就業者の確保や移住の促進を図る。事業では、国や民間の専門機関と連携して、自然や動物と人間の調和について学び、持続可能な里山づくりを目指す。

テムザックは、2022年12月、ロボットを活用した稲作で延岡市と連携協定を締結し、2023年春に、最先端実践拠点として「アグリ研究所」を開設。

農業経験のない人でも取り組める省力化農業「WORKROID農業」と称して、雑草抑制・遠隔監視ロボット「雷鳥1号」や、ドローンを使った播種作業、水管理システムなどを活用し、米粉用米の水稲直播栽培に取り組んでいる。

■ロボットを活用した稲作支援研修
https://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/soshiki/36/29624.html