コネクテッドロボティクス(CR、東京・小金井市)は9月29日、経済産業省の「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」に採択された日本惣菜協会から委託先に選定されたと発表した。
事業では、惣菜盛り付け、弁当盛り付け、製品移載ロボットシステムの処理能力・精度向上、普及に向けた量産化対応、対応食材拡大のためのエンドエフェクタ研究開発、中小企業での普及に向けたロボットフレンドリーな容器や包装機械・周辺機器、トップシールの包装機械・周辺機器の研究開発、ロボットシステム提供スキームの開発、惣菜製造現場を自動化するシミュレーションやシフト計算などの導入促進策を実施。また、それぞれの標準化も検討する。
CRは、食品工場での検品や盛り付け工程を自動化する惣菜盛り付けロボットシステム「Delibot(デリボット)」を開発し、これまで5社に導入している。
今回の事業では、ユーザーである小売り・惣菜製造企業に加え、ロボット関連技術のベンダー企業・協力企業と、全国の惣菜工場が直面する共通課題を解決するためのロボットを開発する。
具体的には、盛り付け工程全自動化統合ロボットシステムを構築し、惣菜盛り付け工程の一貫した自動化の実現を目指すとともに、省スペース化や作業スピードの改善を行い、生産性向上につなげる。