筑波大学発のAI(人工知能)ロボベンチャーのクローサー(茨城・つくば市)は1月18日、農林水産省の中小企業イノベーション創出推進基金事業に採択されたと発表した。
今回の事業は「食品産業における食品ハンドリング技術の革新と社会実装」をテーマに、コネクテッドロボティクス、フィンガービジョンと共にコンソーシアムを結成し、第1回の公募に対し連名提案を行うことで選ばれた。また、採択の結果、期間4年間で交付限度額が約1.8億円の助成金を獲得した。
クローサーは、自動化が進みにくいとする食品産業などを対象に、労働力を補完するロボットを研究開発・提供している。同社では事業を通じて、小型化を維持しながら生産スピードと成功率が向上するAI画像処理やモーションプランニングなどの研究開発に取り組むとしている