フードテックマイスター、榮太樓總本鋪がAIバウムクーヘン製造ロボット導入

榮太樓總本鋪がAIバウムクーヘン製造ロボット導入
榮太樓總本鋪がAIバウムクーヘン製造ロボット導入

ユーハイム子会社のフードテックマイスター(神戸市)は7月1日、AI(人工知能)を使ったバウムクーヘン製造ロボット「THEO(テオ)」を、榮太樓總本鋪(東京・中央)が日本橋本店に導入したと発表した。

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AIバウムクーヘン製造ロボット「THEO」

「テオ」は、ユーハイムが開発した、AIを搭載したバウムクーヘン専用のオーブンロボット。職人が焼く生地の焼き具合を、層ごとに画像センサーで解析し、AIに機械学習させてデータ化することで、無人で職人と同等レベルのバウムクーヘンを焼きあげる。

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あんこバウムクーヘン

榮太樓では、ロボットを活用した菓子「あんこバウムクーヘン」(税込605円)を7月1日から発売する。北海道産小豆のつぶし餡(あん)と沖縄県の黒糖を使用した黒蜜で、上品な味に仕上げたバウムクーヘン。

ひとくち食べると、卵やバターの香りと共に小豆の風味が広がり、隠し味の黒蜜がコクのある奥深い味わいが楽しめる。卵やバターを用いた生地にあんこを入れるため、小豆の風味を出すことに苦労し試作を重ね、2年をかけて開発した。