クローサー、経産省のロボット開発事業に参画、麺惣菜盛付の統合システム開発

筑波大学発のAI(人工知能)ロボベンチャーのクローサー(茨城・つくば市)は9月24日、経済産業省が実施する、2024年度のロボット研究開発基盤構築事業に参画すると発表した。

経産省の「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」に参加。ユーザーの惣菜製造会社8社と、研究開発のベンダー14社と、クローサーの技術を活用し、麺惣菜盛り付け工程の統合システムを開発する。

具体的には、麺惣菜の盛り付け全工程ラインシステム開発や要素技術の強化、搬送ロボットを使った常温や冷蔵フロア間の製品移送など、ロボットシステムの導入範囲の拡大や汎用(はんよう)性を向上する技術開発に取り組む。

「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」は、経産省が2020年度からロボットの社会実装を目的に推進する予算事業。施設管理」「食品」「小売り」「物流倉庫」の4分野を対象に重点的に支援する。2024年度の「食品」分野は、日本総菜協会が代表幹事に採択され、クローサーはベンダーで参画する。