仏Exotec SAS(エグゾテックSAS)は10月5日、同社の「Skypod(スカイポッド)」などの倉庫ロボティクスソリューションを採用した顧客の拠点数が全世界で100を超えたと発表した。
エグゾテックは北米、欧州、アジア太平洋地域で事業を拡大。北米は、2020年に市場参入し、アトランタに北米本社を設立。80名の従業員を抱える。ギャップ、デカトロンなどの一流ブランドの顧客拠点を米国とカナダに20か所以上を設けており、2025年までにグローバルビジネスの約40%を占めるとみている。
欧州は、西ヨーロッパで、6月にシーバロジスティクスと提携し、オランダの2拠点に57台のロボットを納入。7月には事務用品販売会社のリレコと提携し、フランスの物流センターにロボットを納入している。中央ヨーロッパでは、ポーランドのインテグレーターのA1ソーターと提携し、ポーランドの自動車業界向けロジスティクスサービスのILSと共同プロジェクトを行っている。
アジア太平洋地域は、8月に子会社のエグゾテック・ニホンが、エンジニアリングとITサービスを提供するポスコDXと提携し、日本では、「Skypod」を総合物流会社のアルプス物流に導入。また、EC向けフルフィルメント・サービスのアッカ・インターナショナルと、その顧客でアパレルなどを手掛けるパルと提携している。
エグゾテックは、世界的なアパレルブランドなど向けに、倉庫ロボティクスソリューションを提供。国内ではユニクロやヨドバシカメラが導入している。