GEクリエイティブ(名古屋市)は10月18日、センコー商事のけん引型AGV(無人搬送車)「キャリ太郎」を、自律走行が可能なAMR(自律走行搬送ロボット)に改良した「AMRキャリ太郎」を開発した発表した。「第3回 名古屋 スマート物流 EXPO」(10月25日~27日)で公開する。
「AMRキャリ太郎」は、「キャリ太郎」のシンプルな使い易い汎用性を引き継ぎ、深度カメラ、LiDARなどのセンサーとコンピューターを搭載することで、自己位置や走行ルートを検出して自律走行や追従走行を可能にした。
カメラを搭載することで画像分析を利用し、人間やほかのロボットに追従して走行が可能なため、作業者の移動に合わせて搬送機器も移動するといった運用ができる。オプションで防水仕様が可能。従来のAMRでは対応が難しかった、水気の多い食品加工・製造現場の自動化や、製造工場と倉庫など、建屋間の屋外での搬送にも対応できる。工場や倉庫内に搬送ロボット誘導用のガイドの設置が不要で、低コストで導入できるという。