プロドローン(名古屋市)は10月27日、カーゴドローン「空飛ぶ軽トラ SORA-MICHI(コンセプトモデル)」を開発したと発表した。
「SORA-MICHI」は、50kg積載で50kmの飛行可能なドローン。走行と飛行機能を持つ機種で通常は地上をAGV(無人搬送車)の配送ロボットで運用する。飛行時にはメインローター、テールローターを回転させて飛行し、着陸後はラストワンマイルをAGVとして地上を走行する。
消費燃料は、50kgの荷物を搭載し50kmを飛行した場合の消費燃料は10~15L、50kmを走行した場合は2~3L程度になる予定。平時には医薬品配送などで中山間部や離島で使用し、災害時には孤立集落などに救援物資を輸送する用途を見込む。
機体は「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル2030』」の官民が連携する「『空飛ぶ軽トラ』SORA-MICHI プロジェクト」の一環で開発した。同プロジェクトは、2030年にドローン運航管理システムと地上の自動運転の路車間・車車間通信を統合した交通環境を、愛知県で開始することを目標としている。