ACSL(東京・江戸川区)は11月16日、ANAホールディングス(HD)が11月6日~9日に沖縄県久米島町で実施した、有人地帯(第三者上空)で補助者なし目視外飛行(レベル4)のドローン配送サービスの実証実験に、第一種型式認証を取得したドローン「PF2-CAT3」を提供し、合計11回のレベル4飛行のドローン配送サービスに成功したと発表した。
実証では、レベル4によるドローン配送サービスを行い、飛行の最適化や人件費の削減など技術面・ビジネス面での有用性の検証を行った。具体的には、久米島町内のスーパー「スーパーマーケットAコープ」から久米島町真謝地区の住民に食品を配送するサービスを実施した。飛行ルートは約2.3km。
実証は、東京都奥多摩町3月24日に行った飛行に続き、「PF2-CAT3」を使用したレベル4 飛行の国内で2つめの事例となる。同社では今後も、レベル4飛行に対応できる安全、安心なドローン開発を進めると共に、重労働で危険な業務を無人化するという目標の実現を目指すとしている。