チトセロボティクス(東京・文京区)は1月23日、ロボット制御ソフト「クルーボ」で技術の普及を目的に、大学などの学術研究機関にディスカウント販売すると発表した。
「クルーボ ベースキット、「クルーボ カスタムユニット(ハンドアイユニット)」「クルーボ カスタムユニット(高速スムーズモーションユニット)」を、セットに、税抜30万円で販売する。
学校教育法で定められた「高等学校」「中等教育学校」「特別支援学校」「大学(短期大・大学院を含む)」「高等専門学校」「専修学校」「専門学校」「外国人学校(インターナショナルスクール)」などの学校と、学校法人に属する学生や教職員が対象。
ソフトは直販のみに限定し提供する。また、技術を一般に広めるために、利用者の情報や利用目的、学術研究の概要の情報、写真をチトセロボティクスのホームページ上や広告宣伝などで公開することが購入条件となる。
「クルーボ」は、キャリブレーションの負担なしで、20マイクロメートルの精度で制御ができるロボットプログラミングソフト。C++でカメラを使った高精度なロボット制御プログラムの構築が可能で、画像認識とロボット軌道制御が可能なコンピュータも付属する。また、必要なソフトは、全てインストール済みのため、すぐに使用できる。