ユアサ商事(東京・千代田区)は2月5日、ロボット自動化システム構築のPhoxter(フォクスター、大阪・豊中市)、3PLサービスのプラスロジスティクス(東京・豊島区)と、物流施設のピッキング用の自動搬送システム「ツインピック」を開発したと発表した。
「ツインピック」は、「高層棚コンテナ自動搬送ロボット」と「低層棚自動搬送ロボット」と、2種類のロボットを同時制御するシステム。
出荷指示を受けると、「高層棚コンテナ自動搬送ロボットが商品の入ったコンテナを低層棚に移動。次に、低層棚自動搬送ロボット」が、コンテナ棚ごと搬送する。作業者はコンテナに入った商品のバーコードを読み取り、指定位置に置けばピッキングが完了する。
1500m2のスペース、取り扱いアイテムが5万点の物流倉庫での導入では、入庫時間を1パレットあたり40分から10分に短縮したほか、保管効率の大幅な向上などを実現。作業者平均歩行数減少も3万歩から1000歩に減少した。ユアサ商事では今後のシステム販売に向け、5月以降に同社の関東物流センターでシステムを公開する。