エアロネクストは2月9日、プロドローンと、同社の機体構造設計技術「4D GRAVITY」を搭載した産業用ドローンの開発と機体製造・販売で技術ライセンス契約を締結したと発表した。
「4D GRAVITY」は、飛行中の姿勢、状態、動作に影響されずモーターの回転数の均一化や機体の形状・構造に基づく揚力・抗力・機体重心のコントロールなどで空力特性を最適化することで、安定性や効率性、機動性といった産業用ドローンの基本性能や物流専用ドローンの運搬性能を向上させる機体構造設計技術。エアロネクストでは、この技術を特許化し「4D GRAVITY 特許ポートフォリオ」として管理する。
2社は、今回のライセンス契約を通じて、「4D GRAVITY」とプロドローンのドローン「PD4B-M」をベースにした機体を組みあわせた物流ドローン、「PD4B-Carrier(PD4B-C)」を開発した。置き配機能を持った物流ドローンで、空力的にすぐれたボディデザインを施し、高速飛行時に揚力を得るボディを採用することで飛行時間の向上させた。
両社は今後、お互いのノウハウを組み合わせることで新機体の開発を推進し、産業用ドローン市場の拡大を図っていくとしている。