フューチャーショップ(大阪市)は6月15日、同社のSaaS型のEC(電子商取引)サイト構築プラットフォーム「futureshop(フューチャーショップ)」が、コマースロボティクス(東京都港区)の受注・倉庫管理一体型システム「コマースロボ」と連携を開始したと発表した。
「futureshop」は、高いデザインカスタマイズの自由度と更新性を持つCMSを始めとする機能などを搭載する。「コマースロボ」は、「OMS(受注管理システム)」「WMS(倉庫管理システム)」が一体化したEC自動出荷システム。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)機能などを備えており、属人的な受注処理作業の95%以上を削減できるという。
今回、「コマースロボ」との連携では、セット販売時の在庫管理の自動化、複雑な同梱(どうこん)施策対応での自動化、毎日のレギュラー作業の自動化が可能にした。
セット販売時の在庫管理の自動化は、例えば、「セット商品C」が売れたときに、セットに含まれる「商品A」と「商品B」の在庫を自動で減らす。また、「商品A」や「商品B」が売れた場合も「セット商品C」として販売できる在庫を自動で減らすことが可能。
複雑な同梱施策対応の自動化では、「2023年5月の期間に注文」かつ「2回目の購入」かつ「東京都に住んでいる」という注文者に限定セットを自動で同梱することなどができる。毎日のレギュラー作業の自動化については、倉庫へのラッピングの自動指示、配送地域に合わせた注文の出庫予定日について自動変更などが可能になった。
同社では今後もEC支援事業者とパートナーシップを強化する一方、Eコマース事業の成長を支援していくという。