愛知県、商業施設でのサービスロボ運用や自動配送ロボの公道走行を実証

愛知県は2月14日、県内施設でサービスロボットの実証実験やデモンストレーションを行う事業「あいちロボットトランスフォーメーション(ARX)」で、実証実験の第3弾と4弾の内容が決定したと発表した。

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三井不動産が運営する商業施設「Hisaya-odori Park」

第3弾は「Hisaya-odori Park(ヒサヤオオドオリパーク)が抱える課題を解決する実証実験」をテーマに、三井不動産が運営する公園と店舗が一体となった商業施設「Hisaya-odori Park」で、カンブリアン・プロジェクトの警備ロボット「Secure Taurus」が、バイトム(東京・品川区)と、パーソルクロステクノロジーの3Dスキャナー搭載の自動走行ロボットが園内警備を行う。

また、avatarin(東京・中央区)の屋外対応アバターロボット、スマートロボティクス(東京・千代田区)のサイネージロボット「AdRobot」と、名古屋国際工科専門職大学のコミュニケーションロボット「Kebbi Air」がインフォメーション・案内、クリーンスタジオ(愛知・豊田市)の「GAUSIUM SWEEPER III」、トーヨーメタル(愛知・豊橋市)と
豊橋技術科学大学の「屋外清掃ロボットはくろうくん」が屋外清掃を実施する。

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実証で使用する自動配送ロボット「DeliRo」

一方、第4弾では、「自動配送ロボットの公道走行によるラストワンマイル配送」をテーマに、貨客混載型の高速路線バスで名古屋市中区栄地区内のバス停留所まで輸送されるブランドいちご「ウイングいちご」を、ZMPの自動配送ロボット「DeliRo(デリロ)」が最終配送先まで届け、ラストワンマイル課題解決と、自動配送ロボットの新たな活用方法の創出を検証する。

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自動配送ロボットを使った配送イメージ

実証には、中電ウイングが実証実験主体、ZMPがロボット提供・運行、東濃鉄道が高速路線バスの運行、アップクオリティ(東京・新宿区)が貨客混載事業「あいのり便」の提供丸栄フーズ(名古屋市)がいちごの配送先で参加する。

愛知県では「サービスロボット社会実装推進事業」で、サービスロボットの社会実装を促進する取り組みを2019年度から実施している。