産業用自動走行ロボット開発のハクオウロボティクス（東京・荒川区）は2月19日、物流センター運営の東京ロジファクトリー（東京・立川市）と、自動フォークリフト（AGF）「AutoFork」を使った倉庫内の搬送効率化の実証実験を、東京ロジファクトリーの川越センターで1月27～28日に実施したと発表した。
「AutoFork」は、パレット一括自動認識・取得技術を搭載。人が置いた複数のパレットを一括で認識して自動搬送する。車体側面に取り付けたセンサーで、走行しながら近くにあるパレットの位置を把握し、パレットへの進入角度と走行経路を生成してパレット取得を行う仕組みで、倉庫内の仮置き場とトラックバース間の効率的な自動搬送が可能になるという。
今回、東京ロジファクトリーの川越センターで「AutoFork」を使った実証実験では、フォークリフトオペレーターの倉庫内での長距離搬送作が軽減し、倉庫内定位置でのピッキング作業に集中できる効果を確かめた。
ハクオウロボティクスでは今後、さらなる搬送効率化の検証で、「AutoFork」とエレベーターとの連携実験を今春以降に行う予定。
