ブライセン、AGVなど活用した物流DXの実験施設「ロボテックラボ」開設

システム開発のブライセン(東京・中央区)はこのほど、物流・流通向けシステム開発のノウハウを生かした物流のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するための施設「ロボテックラボ」を開設したと発表した。

「ロボテックラボ」は、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)、マテリアルハンドリングなどの機器とシステム連携の強化と、自社のWMS(倉庫管理システム)「COOOLa(クーラ)」を始め、WES(倉庫運用管理システム)、WCS(倉庫制御システム))などの一気通貫での提供を加速することを目的に開設した。施設では、AGVを導入し実走実験などを行っている。

同社では3月にラボの増設とAGV1台を追加。今後は、作業タスクの輻輳マネジメントを行う論理シミュレーション環境を整え、自社のWMSを中心として高度な倉庫のDXやGX(グリーントランスフォーメーション)の実現に向けて開発を進めるとしている。

■ロボテックラボ
所在地:東京都江戸川区臨海町3-6-4(ヒューリックロジスティクス葛西)
床面積:33m2(3月1日に90m2に増床予定)
AGV台数:1台(3月1日に1台追加予定)