フューチャーベンチャーキャピタル(FVC、京都市)は4月5日、長野県と連携し、長野県の金融機関などと共同で設立したファンド「信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合(信州SSファンド)」を通じて、新規事業でドローンスクール運営に取り組む千曲運輸(長野・小諸市)に出資したと発表した。
千曲運輸は、地元産青果物、宅配便の幹線輸送、医療用・工業用の高圧ガスなどのトラック輸送を中心とした物流企業。事業環境が大きく変化する中、ドローンを活用した新サービスで地域活性の貢献や次世代物流構築も見据えて、「JUAVACドローンエキスパートアカデミー長野校」(登録講習機関申請中)を開校した。
「信州SSファンド」は、創業や第二創業期の企業や事業承継で後継者の株式買い取り問題を抱える企業に対し、投資の形で資金を供給することで地域経済の発展と新たな雇用の創出を目的に、長野県と連携しながら長野の地域金融機関などとFVCが共同で設立したファンド。