Senxeed Robotics(センシードロボティクス、東京・港区)は5月30日、取り扱う案内ロボット「Cruzr(クルーザー)」と、配膳ロボット「CADEBOT(ケイドボット)」、配送ロボット「GAEMI(ケミ)」が、神奈川県の「令和6年度ロボット導入支援補助金」の補助対象に選定されたと発表した。
3機種は2023年度に神奈川県のロボット実装促進事業で改良を行ったことで、補助対象に認定された。補助額は、補助対象経費の3分の1以内。同一年度内の補助限度は1申請者につき100万円になる。
「Cruzr」は、インフォメーション機能を搭載し、フロア案内や、イベント紹介、ダンスで接客を行う案内ロボット。箱根にある湯本富士屋ホテルで案内ロボット、ショッピングモールの「アリオ橋本」(神奈川・相模原市)ではインフォメーション機能ロボットとして利用されている。
「CADEBOT」は、特殊な足回り設計を採用した安定した走行が可能で、ラーメンなどの麺類や汁物も配膳が可能なロボット。大画面ディスプレイに動画や画像を流して、トレイも活用しながら、店舗や商品の広告活動もできる。アリオ橋本での広告周遊ロボットで導入されている。
「GAEMI」は、エレベーターやセキュリティーゲートとの直接的な連携が不要で、組み込まれたアームを利用したエレベーターのボタン操作や、ICカードを使ってセキュリティエリアへのアクセスが可能。そのため、ハードを改修することなく、異なる階への移動やセキュリティが強化されたエリアへの荷物運搬できる。湘南鎌倉総合病院で、カルテ搬送と患者のコンビニ商品の購入を代行するロボットとして活用されている。