ラピュタ、コクヨサプライロジが福岡の物流拠点に「ラピュタPA-AMR」導入

カウネット福岡物流センターに導入された「ラピュタPA-AMR」
カウネット福岡物流センターに導入された「ラピュタPA-AMR」

ラピュタロボティクスは6月13日、コクヨサプライロジスティクスがカウネット福岡物流センター(福岡・粕屋町)に、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を導入したと発表した。九州エリアでの「ラピュタPA-AMR」の納入は初という。

「ラピュタPA-AMR」は6月15からの稼働を予定する。コクヨサプライロジスティクスは、労働人口の減少による人員不足などによる物流課題の対策で、自動化ソリューションを活用した省人・省力化と、将来を見据えた省人化オペレーションの確立を模索。その取り組みでラピュタロボティクスの「ラピュタPA-AMR」に着目し、汎用性と柔軟性が高いと判断したことから採用を決めた。

具体的には、将来を見据えた、省人化・省力化の対策で、スタッフの教育のしやすさや導入時の混乱を少なくできた点、導入事例が多く、導入企業の物流現場からのフィードバックを受け、細かいところまで配慮が届くようにシステムを構築している点、ロボット群制御技術やAI(人工知能)を活用した物流改善につながる課題解決の取り組み姿勢や課題解決のためのノウハウを保有している点を評価した。

同社では「『ラピュタPA-AMR』は既存物流センターの業務を止めることなく導入でき、段階的にロボット化率を引き上げることも可能など、現場改善の障壁を低くしている。また、最短コースで動く、同時持ち出しオーダーの組み合わせを最適化する、多数の『ラピュタPA-AMR』の導入時にも優れた群制御で効率よく行き来するなど、ピッキング作業者の『歩行時間』の削減で大きく期待している」(都司剛清・コクヨサプライロジスティクス イノベーション推進室室長)と話している。