タイムテクノロジージャパン、STONの空間物流ロボットソリューションを販売

タイムテクノロジージャパン、STONの空間物流ロボットソリューションを販売

精密測定機器と試験機器商社のタイムテクノロジージャパン(東京・豊島区)は8月5日、空間物流ロボットメーカーのSTON(ストン)の日本代理店として空間搬送ロボットなどの販売を開始したと発表した。

STONは2010年に設立。独自の高出力分散制御システムを組み込んだ高性能の空間搬送ロボットや貨物の自動積み込みローディングロボットを提供する。中核技術チームは14年の研究、開発、製造の経験を持ち、米ゼネラル・モーターズ(GM)の一次サプライヤーで、自動車パワートレイン加工自動化を手がける。また、これまで1000以上のプロジェクトに参画した。

0805timetech2 - タイムテクノロジージャパン、STONの空間物流ロボットソリューションを販売
空間搬送ロボット「T800-MD」

同社の「空間搬送ロボット」は、仕分けロボットにCNC工作機械、駆動技術、フォークリフト技術を組み合わせ、小型化したハイパワーキャビネットレス制御システムで効率的な空中仕分けを行う。ロボットを導入した倉庫は、一般的な倉庫管理を上空に移した自動倉庫になる。

0805timetech3 - タイムテクノロジージャパン、STONの空間物流ロボットソリューションを販売
自動積み込みローディングロボット「LAP35」

一方、「貨物自動積み込みローディングロボット」は、地面上の台車の位置に応じて、幅や奥行き、高さ方向に自在に可変変形な適応型キャリッジ積載ロボット。市場のほとんどの車両に対応する。

2つのロボットともに、短工期で立体的な倉庫に改修が可能。通常倉庫の3倍以上の保管能力を持ち、最大荷重10トン、最大移動速度が毎分18mで稼働する。また、建設コストは、通常のフォークリフト倉庫の5分の1から3分の1で済むとしている。