ネクストデリバリーなど3社、山梨県とフェイズフリーの地域物流インフラ構築で連携

(左から)長崎幸太郎・山梨県知事、田路圭輔・ネクストデリバリー代表取締役、河合秀治・セイノーラストワンマイル社長、浅沼克秀・富岳通運代表取締役
(左から)長崎幸太郎・山梨県知事、田路圭輔・ネクストデリバリー代表取締役、河合秀治・セイノーラストワンマイル社長、浅沼克秀・富岳通運代表取締役

ネクストデリバリーは8月30日、山梨県、セイノーラストワンマイル(東京・中央区)、富岳通運(山梨・甲府市)と、山梨県でフェーズフリーな地域物流インフラ構築する連携協定を締結したと発表した。

今回の連携を通じて4者は、山梨県で平常時の地域物流ネットワーク強化や買い物弱者対策、災害時の被災地への迅速に物資輸送するフェーズフリーな地域物流インフラを構築し、県民生活や地域経済基盤の強靱化(きょうじんか)を図る。具体的には、2024年問題など地域の物流課題の解決、災害時の物資輸送など防災インフラづくりに取り組む。

ネクストデリバリーは、親会社のエアロネクストがセイノーホールディングス(HD)と、トラックや軽バンなどの陸上配送にドローン輸送を組み合わせた物流サービス「SkyHub(スカイハブ)」を、山梨県の小菅村で社会実装を2021年10月から開始。

その後、ネクストデリバリー、セイノーHD、富岳通運などが、2024年問題対策で各社がリレー方式で物流効率化を図る共同配送を、2023年8月から山梨県の小菅村と丹波山村で始めている。また、富岳通運では、2022年8月に山梨県と災害時に山梨中央ロジパークの施設を使用する連携協定を締結している。4者はこうした背景から、今回、地域物流の強化などで一歩進めた連携を行うことにした。