ビームスは9月10日、物流拠点「ビームス ウエアステーション」を、東京都江東区新砂から同区の塩浜(深川地域)に拡張移転を行い、複数のロボットを活用した先端自動化システムを導入し9月下旬から全面稼働するとを発表した。
拡張移転する「ビームス ウエアステーション」は、入出荷の物流機能のほか、自社ECサイト用の撮影スタジオやカスタマーサービスデスクなどの機能を備える。延べ床面積は移転前の2倍程度の29752m2。
物流センターの全面稼働に合わせ、複数のロボット自動化システムを新たに導入。物流ベンチャーのCUEBUS(キューバス、東京都台東区)の都市型立体ロボット倉庫「CUEBUS(搬送タイプ)」、HAI ROBOTICS JAPAN(ハイロボティクス・ジャパン、HRJ、埼玉・入間郡)の自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick SYSTEM(ハイピックシステム)」などを採用した。「CUEBUS(搬送タイプ)」の物流施設での導入は世界初という。将来の国内労働市場の生産年齢人口減少を見据え、ロボット活用した自動化システムで省人化を進める。
ビームスは、アパレル、雑貨、家具、アートなどを扱う国内外で約170店のセレクトショップ運営のほか、オリジナル商品の海外向け卸事業、企業・自治体とのBtoB(企業間取引)の協業など、事業を戦略的に広げており、「ビームス ウエアステーション」の拡張移転と先端自動化システム導入することで、今後のビジネス拡大で物流面の整備を図った。