Kudan(クダン)は9月12日、台湾のNexAIoT(ネクスエーアイオーティー、新北市)が、クダンのVisual SLAM技術を採用した、AI(人工知能)搭載のAMR(自律移動ロボット)「NexMOV-2」の販売を開始すると発表した。
「NexMOV-2」は、全ての自己位置推定にクダンのカメラベースのVisual SLAM技術を採用し、リアルタイムで精密なマッピングとナビゲーションが可能。同時に、動作効率の向上と、最大で30%の製造コスト削減を実現した。
インテルの「SMARC」、エヌビディアの「NVIDIAのSO-DIMM」といったモジュールに対応するモジュラー式のAMRコントローラーを搭載し、特定の運用ニーズに応じたカスタマイズや拡張が可能。ロボット用OS(基本ソフト)「ROS2」と統合を行うことで、フリート管理、リアルタイム監視、複数ロボットの拡張ができるようにした。スマート自律ドッキングシステムを備えており、ワイヤレス充電で連続稼働する。
NexAIoTは、産業用PCや組み込み用CPUボードを手掛ける、台湾のネクスコムインターナショナルのグループ会社。産業用PC、工場自動化、ロボティクスサービスなどを手掛け、中国、アジア、欧州、米国で事業を展開する。