ラピュタロボティクスは10月8日、日本出版販売が、10月7日に開設した物流拠点「N-PORT新座」(埼玉・新座市)に自在型の自動倉庫「ラピュタASRS」を導入し、稼働を開始したと発表した。
「ラピュタASRS」は、FRP(強化ガラス繊維プラスチック)のモジュラー構造で拡張柔軟性のある構造体を採用。ビジネスの状況に合わせて簡単に増減床ができる。一般的なマニュアルピッキングに比べ最大で10倍の生産性と2.5倍の保管効率が可能という。AI(人工知能)や自動バッテリー交換システムを搭載しており、免振設計を施し、堅牢性も確保する。
日販では「ラピュタASRS」の効率的な在庫管理機能とピッキングシステムを活用し、細かいアイテムを効率よく管理することで、通常に比べ2~3倍の効率で商品の入荷検品を格納が可能になったという。
日販は2023年からグループ全体で「物流再編プログラム」に取り組んでおり、今回、開設したした「N-PORT新座」は、その第一弾拠点となる。同社では物流再編プログラムで、さまざまな商材や商流に対応した機械設備や、グループを横断した、新しい倉庫管理システムの構築、ロボティクスなど最新の技術を取り入れており、ハードとソフトの両面から、外的要因の変化にも対応可能な物流を目指している。