
映像システムインテグレーターのシステムファイブ(東京・千代田区)は4月4日、中国ドローンメーカーのDJIの産業用物流ドローン「DJI FlyCart 30」の物流業務での導入支援で、企業と全国の代理店のマッチングサービスを開始したと発表した。
マッチングサービスでは、「DJI FlyCart 30」の導入を検討する企業に対し、全国の代理店ネットワークを通じて、実際の現場でのドローン運用を請け負うサービスを提供する。具体的には、代理店が現場に赴き、運搬フライトを行うことで具体的な課題や効果を可視化する。導入後も代理店が運用や保守、メンテナンスまで一貫したサポートを行う。
自社の物流現場でドローン運用を実証したい企業や、導入前に運用方法や課題を具体的に把握したい企業、現地での飛行ルート作成や安全面の確認をプロに任せたい企業の利用を見込む。
「DJI FlyCart 30」は、最大30kgの積載が可能な産業用物流ドローン。長距離飛行や悪路、人力では困難な場所への輸送が行える。一方で、価格が数百万円になることから、導入判断には現場での運用適性の検証が不可欠になっている。システムファイブでは、企業が導入前にドローンを安価で試すことを可能にすることで、こうした課題を解決し、不安を軽減し、スムーズな導入につなげることを目的に新サービスを始めることにした。