プラスオートメーション、アダストリアが常総DCにAGV「t-Sort」120台導入

アダストリアの常総DCで稼働するAGV「t-Sort」
アダストリアの常総DCで稼働するAGV「t-Sort」

プラスオートメーション(+A)は8月1日、グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームなどのアパレルブランドを展開するアダストリア(東京・渋谷区)が常総ディストリビューションセンター(DC)に、小型AGV「t-Sort sd5」120台を導入し、防火区画をまたぐ3区画で自動仕分けシステムの運用を開始したと発表した。

今回の導入では、1系統で120台の「t-Sort」を稼働。シュート数は約800間口に達する。出荷仕分け用途としては、国内最大規模という。

常総DCでは現在、アダストリアの9ブランドへの商品出荷を行っている。従来は作業員が商品を持って店舗向けの段ボールに投入する作業を繰り返していた。今回、「t-Sort」を導入したことで約800店舗分の仕分けを自動化。

その結果、仕分け作業の所要時間を約60%削減。作業員の歩行距離も削減し、身体的負荷の軽減につながった。また、「t-Sort」を含む自動化施策で、常総DCの出荷プロセス全体では生産性が60%、キャパシティーは40%向上したという。

プラスオートメーションでは、物流ロボティクスサービス「RaaS(Robotics as a Service)」を通じて、今後も現場の課題解決に貢献するサービスを創出していくとしている。