FUJI、スタンダートロボティクスと連携しAMRスマートファクトリーソリューション拡充

スタンダートロボティクスのAMR「Oasis-300E」が、FUJIの実装機「NXTR Aモデル」に部品補給用マガジンを搬送するデモ(productronica China 2025)
スタンダートロボティクスのAMR「Oasis-300E」が、FUJIの実装機「NXTR Aモデル」に部品補給用マガジンを搬送するデモ(productronica China 2025)

FUJI(愛知・知立市)は8月22日、AMR(自律移動ロボット)ソリューションを展開する中国のスタンダートロボティクス(深セン)と連携したスマートファクトリーソリューションの提供を開始すると発表した。

両社は、これまでも協業を進めており、2025年3月に上海で開催された「productronica China 2025」で、スタンダートロボティクスのAMR「Oasis-300E」が、FUJIの実装機「NXTR Aモデル」に部品補給用マガジンを自動搬送するデモンストレーションを実施。

また、スタンダートロボティクスのAMRを採用する工場で、FUJIの実装システムと接続する実証を重ねている。日本国内でも連携ソリューション提供の準備を始めている。

今回、FUJIの共創アライアンス「FUJI Smart Factory members(FSF members、フジスマートファクトリーメンバーズ)」に、スタンダートロボティクスが参画したことで、AMRソリューションを拡充で手を組んだ。

FUJIでは今後、パートナーと協業し、システム連携や機能拡張を加速し、SMT(表面実装技術)向けに完全自動化工場の実現を目指す。また、展示会やセミナーで、ソリューションの成果を共有し、技術パートナーとしての信頼確保にもつなげる。