インダストリーアルファ、AMR「Kaghelo」を「Kagero」にリブランディング

AMRの名称を「Kagero」にリブランディング
AMRの名称を「Kagero」にリブランディング

インダストリーアルファ(東京・板橋)は9月25日、低床型AMR(自律移動ロボット)「kaghelo(カゲロー)」を、新ブランド「Kagero」としてリブランディングしたと発表した。ハードウエアとソフトウエアの両面を刷新し、今後は日本国内に加え、アジアや欧州をなどの海外にも展開する。

「Kaghelo」の名称は、同社が初期に開発したAMRから使用してきた。しかし、現行モデルはハードとソフトの設計思想が全く異なる新しい製品へ進化しており、グローバル展開を意識したシンプルで力強い名称として「Kagero」にリブランディングすることにした。音としての「カゲロー」は引き続き継承し、これまで培ったブランドアイデンティティーも継続する。

「Kagero」は、日本の製造現場特有の狭い通路や限られたスペースでの運用に適した低床型設計が特長。500kgと1000kgモデルに加え、1200kg可搬モデルも投入を予定する。冗長化設計で安全性を確保し、複数の通信方式に対応することで、さまざまな環境で導入できる。独自開発のFMS(車両管理システム)との連携で群制御が可能で拡張性も備えた。

今後は「Kagero」を中心に、国内の製造・物流拠点への導入を加速させるとともに、海外市場でもPoC(概念実証)を通じて導入モデルを確立する方針。海外製AMRやOEM(相手先ブランドによる生産)製品が増加する中で、純国産のロボット開発企業として自社開発の強みを生かす。