ハクオウロボティクス、AGF「AutoFork」の量産モデルを国内工場に初納品

自動フォークリフト「AutoFork」の量産モデル
自動フォークリフト「AutoFork」の量産モデル

ハクオウロボティクス(東京・荒川区)は1月20日、自動フォークリフト(AGF)「AutoFork(オートフォーク)」の量産モデルを、国内製造業の工場へ2025年12月25日に初めて納品したと発表した。導入の第一号で、三菱ロジスネクスト(京都・長岡京市)との車体供給と製造契約で実現した。

「AutoFork」は庫内搬送や工場内工程間搬送に対応する小型自動フォークリフト。物体認識を活用した複数パレットの一括自動認識や、倉庫内の物流機器との連携作業、最短で納入当日から自動搬送が可能な簡易セットアップなどの機能を備える。

納品した量産モデルは、試作・検証段階の知見を反映し、「止まらない運用」を前提に設計を見直した。三菱ロジスネクストの車両プラットホームをベースに同社の自動運転技術を統合し、堅牢性に加えて部品供給の安定化やメンテナンス性を高めた。また、自己位置認識には反射ポールを活用し、大規模な施設改修を伴わず既存の物流・製造現場へ導入しやすくした。

加えて、WMS(倉庫管理システム)やWES(倉庫運用管理システム)との連携や、シナリオごとのルート・速度設定、複数台運用を見据えたソフトウエア構成を採用し、将来的な運用高度化にも対応可能にした。

導入先の製造工場では、工場内で完成した自動車部品を格納したパレットの搬送工程にオートフォークを使用。生産工程完了後のパレットを自動倉庫の投入口や検査工程の置き場までAGFが自動搬送し、工程間搬送の省人化と作業の平準化を図る。

同社は、初納品を皮切りに、量産モデルの提供を本格化し、製造業・物流業を中心に現場ニーズに即した搬送自動化の展開を進める。