シンカー、フローティングフィンガーをロボデックス展示会に出展

フローティングフィンガーをロボデックス展示会に出展

近接覚センサーを使ったロボットハンドを手掛けるThinker(シンカー、大阪市)は9月13日、フローティングフィンガー(フローティング機構ロボットハンド)を搭載したロボットアームを幕張メッセで開催する展示会「第2回ロボデックス 秋」に、出展すると発表した。

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センサー基盤(左)とAI基盤

シンカーのフローティングフィンガーは大阪大学大学院基礎工学研究科の小山佳祐助教授が独自に研究・開発した「カメラレスばら積みピッキング」を実現する、新しいピッキング作業の手法。柔軟な関節と、3次元の変位計測が可能な近接覚センサーを組み合わせることで、カメラレスで対象物の形に合わせてつまみ上げることができる。

シンカーは、小山佳祐・大阪大学大学院基礎工学研究科助教が開発した「近接覚センサー」の販売と活用ソリューションを展開する。

「近接覚センサー」は、カメラを使わず、赤外線とAI(人工知能)を組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングでモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサー。従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能で、ロボットハンドのピッキングの利用を広げることができるという。