アールティ、デンソーと最新ロボットOSサポートで業務提携を拡大

アールティとデンソーウェーブが開発した「協働計量システム」

ロボットと人工知能の教育事業を手掛けるアールティ(東京・千代田区)は9月14日、デンソーウェーブとROS(ロボット・オペレーティング・システム)で、業務提携を拡大し、ROSの次世代バージョン「ROS 2」の問い合わせ対応と、サポート対象機種の拡充すると発表した。

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デンソーウェーブとの業務提携内容

アールティはデンソーウェーブと2019年から業務提携し、デンソーの協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」のROSについての問い合わせ業務を請け負っている。

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冷凍フライ投入システム

また、「COBOTTA」を使用したエンジニアの育成、食品工場向けソリューション開発で、協働ロボット「COBOTTA PRO」を活用した冷凍フライ投入システム、協働計量システムの開発も行っている。

ロボットの研究開発用に作られたオープンソースミドルウエアのROSは、世界中でロボットの標準OS(基本ソフト)となっており、最近では製品化・実用化に向く最新版の「ROS 2」に移行している。

こうした拝見を受け、アールティは今後の幅広いニーズに対応で、デンソーウェーブとの業務提携内容を拡大した。今後はデンソーウェーブの製品を扱うエンジニアのROSやROS 2開発を支援することで、ロボットの充実を図っていく考え。